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Windows Update を無効にしてもトリガー開始される原因について | Windows10


今回は Windows10 の Windows Update でサービスを無効にしたにも関わらず、一定時間経過するか、再起動後にサービスを確認すると、無効にしたはずのWindows Update サービスが手動に変更され、トリガー開始と表示されている件について、対応方法をご紹介いたします。


windows_update_01.png


前提条件
Windows10 Pro 64bit
バージョン : 1511 - 1709
OSビルド : 10586.1106 以降



1.従来の方法

おさらいの為に、WindowsUpdate を無効にする方法を確認します。
以前の記事で無効になっているWindows Updateを開始する方法をご紹介しましたが、無効にする方法にはグループポリシーやローカルセキュリティポリシーもありますが、基本的には以下のように操作します。

(1)コントロールパネル > 管理ツール > サービス を開きます。
(2)サービスの一覧から Windows Update を選択します。
(3)ダブルクリックしてスタートアップの種類を「無効」にして、「停止」ボタンを押下します。

windows_update_02.png


以前の Windows8 まではこの方法だけで無効になっていてくれたのですが、Windows10 では、気が付くと「無効」が「手動」になって開始されてしまうのです。



2.トリガーを無効にする

Windows10 では、その他のサービスとタスクスケジューラにより、Windows Update サービスを強制開始する仕組みになっています。Windows Update サービスを無効にしても気がつくと開始されている理由はそこにありました。

(1)コントロールパネル > 管理ツール > サービス を開きます。
(2)サービスの一覧から Update Orchestrator Service を選択します。(UsoSvcと説明に表記されています。)
(3)ダブルクリックしてスタートアップの種類を「無効」にして、「停止」ボタンを押下します。

(4)コントロールパネル > 管理ツール > タスクスケジューラ を開きます。
(5)タスクスケジューラライブラリ\Microsoft\Windows\Windows Update を選択します。
(6)4つのタスクが登録されていますので、全て無効にします。
  ・Automatic App Update
  ・Scheduled Start
  ・sih
  ・sihboot

windows_update_03.png


(7)次に、タスクスケジューラライブラリ\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator を選択します。
(8)以下のタスクを無効にします。
  ・Maintenance Install
  ・Policy Install
  ・Reboot
  ・Resume On Boot
  ・Schedule Scan
  ・MusUx_LogonUpdateResults (Windows v1709以降)
  ・UpdateAssistant (Windows v1709以降)
  ・UpdateAssistantAllUsersRun (Windows v1709以降)
  ・UpdateAssistantCalendarRun (Windows v1709以降)
  ・UpdateAssistantWakeupRun (Windows v1709以降)
  ・USO_Broker_Display (Windows v1709以降)



3.トリガーが有効に戻る場合

手順2でタスクスケジューラのトリガーを無効にしたとしても、しばらくすると再度有効になる場合があります。
その場合は、再度有効になることを防ぐことは難しく、目には目をという考えで、再度無効にするタスクを登録すると良いでしょう。

DisableWindowsUpdate.bat
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\Scheduled Start" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\sih" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\sihboot" /DISABLE

schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Maintenance Install" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\MusUx_LogonUpdateResults" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Resume On Boot" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Reboot" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Schedule Scan" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\UpdateAssistant" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\UpdateAssistantAllUsersRun" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\UpdateAssistantCalendarRun" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\UpdateAssistantWakeupRun" /DISABLE
schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\USO_Broker_Display" /DISABLE

net stop wuauserv
sc config wuauserv start= disabled

net stop UsoSvc
sc config UsoSvc start= disabled


タスクスケジューラへ登録
上記バッチファイルを以下の内容でタスクスケジューラへ登録します。
【セキュリティオプション】
・実行ユーザーアカウント:SYSTEM
・最上位の特権で実行する
【トリガー】
・毎日 定刻に起動。1時間ごとに繰り返し実行を行う
・任意のユーザーのログオン時
・ローカルセッションからの切断時
・リモートセッションからの切断時
・タスクの作成/変更時

windows_update_05.png 

以上で、Windows Update が再び勝手に開始されることはなくなります。

尚、Windows 10 Pro をご利用の方で上記手順では手間だとお考えの方は、ローカルグループポリシーにて WindowsUpdate の自動更新を無効にします。
(1)msedit.msc (またはバージョンにより gpedit.msc) を起動します。
(2)コンピュータの構成 > 管理用テンプレート > Windowsコンポーネント > Windows Update を開きます。
(3)「自動更新を構成する」を無効にします。

windows_update_04.png


ただし、Windows Update サービスを無効にすると脆弱性が放置されることにつながりますので、定期的に手動でパッチを適用するなど、くれぐれも自己責任での運用をお願いいたします。

余談ですが、会社内の PC の管理については WSUS を導入し、限られたPCでパッチ適用テストを行い、時期をみて全社のPCに自動強制インストールで展開するといった運用がセオリーです。


2018/07/13追記
Windows10 v1709以降で増えたタスクの停止方法を追加しました。





最後までお読みいただき、ありがとうございます。
他にも Windows Update に関する記事をご紹介しておりますのでご参考頂ければ幸いです。


関連記事

コメント

No title
対応方法の情報提供ありがとうございます。
Google検索でみつけました。

自宅環境ですけど、無効化したはずのWindowsUpdateが有効になってて、あらら、無効化忘れたなぁ、って自己嫌悪してました。
仮想マシンでもWindows10使ってて、サービス無効を再確認したのですけど、先程(1日後)勝手にWindowsUpdate+再起動されたので、激しい怒りを覚えました。
勝手にソフトがアンインストールされるレベルのUpdateが起きたらと思うとゾッとします…
Re: No title
コメントありがとうございます。

「勝手に」から思いだしましたが、勝手にアプリがインストールされることはございましたね。
itblogdsi.blog.fc2.com/blog-entry-119.html

最近では、メルトダウン(meltdown)や スペクター(spectre) による脆弱性のため、セキュリティーパッチが配布されましたが、AMDのパソコンでは起動できなくなったりしていますので、Windows Updateに関しては本当に慎重に対応しなければいけないことを再認識させられました。

Windows10では今後もトリガーの仕組みなど常に更新されていくことが予想されますので、今後も何かわかり次第、皆様へご報告できればと考えております。
また、逆に何かおわかりになりましたことやご質問等ありましたら、お教えも頂きたく存じます。
信頼を裏切る行為
こんにちは。
同じくGoogle検索でみつけました。
いつもこのサービスは無効にしているのですが、ここ数か月「手動」になっている事に気づきました。前はこんなことなかったと記憶してます。

たぶん自分の設定ミスだろうと思い過ごしました。
マイクロソフトがまさかユーザーが設定したものを勝手に変えてるハズはない、と・・・。

こういう事を一度でもやられると、なにもかも怪しく見えてきますね。
Re: 信頼を裏切る行為
こんにちは。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。

そのまさかなのですが、マイクロソフトの意図的な策略と考えざるを得ません (ToT)
ユーザーの設定に反した動きとなりますので、おっしゃいますように反発を招く結果となっています。
せめて当初から「Windows Update は無効にすることができない」設定にしてあれば、混乱を招くようなことはなかったと思います。
Rebootの変更
TASK\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Rebootで、sleepからの解除を変更しようとすると、パスワードを聞かれたり、変更できないメッセージが出たりで、変更できないことがあります。そんな時には、psexecを使って、system権限で、実行すると、変更できました。psexectはmicrosoftのPSToolの中にあります。ダウンロードできます。
具体的には、コマンドプロンプトで、 PsExec -i -s Cmdを実行し、system権限のコマンドプロンプトを立ち上げます。
system権限のコマンドプロンプトでC:\Windows\System32\mmc.exe /s taskschd.mscを実行します。
これで、タスクスケジューラが変更できます。
タスクスケジューラに登録する時は、psexecを実行する必要はないです。そのまま、batをタスクスケジューラの操作タブに入力すれば、変更してくれます。
Re: Rebootの変更
情報のご提供ありがとうございます。

本来リモートのプロセスを実行できるpsexecを応用して、ローカルシステムアカウントで起動することでシステムアカウントでしか変更できない設定を変更してしまおうという事ですね。この方がセオリーな気がしますね。
タスクスケジューラで変更ができない様な設定はpsexecを利用して変更すれば、さらに Windows Update を無効にする方法が強固になりますね。

psexecのダウンロードURLは以下の通りです。
ttps://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897553.aspx
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石河 純


著者名 :石河 純
自己紹介:素人上がりのIT技術者。趣味は卓球・車・ボウリング

IT関連の知識はざっくりとこんな感じです。
【OS関連】
WindowsServer: 2012/2008R2/2003/2000/NT4
Windows: 10/8/7/XP/2000/me/NT4/98
Linux: CentOS RedHatLinux9
Mac: macOS Sierra 10.12 / OSX Lion 10.7.5 / OSX Snow Leopard 10.6.8
【言語・データベース】
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Xamarin.Forms
Oracle10g SQLServer2008R2 SQLAnywhere8/11/16
ActiveReport CrystalReport ReportNet(IBM)
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