UACを有効のまま管理共有にアクセスする方法 | Windows10
- 2017/11/21
- 17:20
今回は Windows Vista 以降で導入されているUAC(ユーザーアクセス制御)が管理共有にアクセスすることを禁止している件について、その回避方法を覚え書きします。
前提条件
・Windows Vista 以降
1.現象
【再現条件】ワークグループ環境
アクセス元:PC1
アクセス先:\\PC2\C$
※共有機能をONにしており、ファイアウォールによるパケット遮断は無いものとします。
PC1とPC2のユーザー名・パスワードが共に同じでも、PC2のUACによってアクセスが拒否されます。

UACを無効にすることによりアクセスは可能になりますが、セキュリティが低下しますのでUACを無効にすることはお勧めできません。
2.対応方法
レジストリエディタを開き、以下のDWORD値を追加します。レジストリの編集が不安な方は以下をコピーしてメモ帳に貼り付け、拡張子をregで保存して実行します。
※前述のPC2に相当するPCで実行します。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System]
"LocalAccountTokenFilterPolicy"=dword:00000001

OSの再起動は要りません。(DWORD値を削除したり変更した場合は再起動が「必要です。)
その後、PC1から\\PC2\C$へアクセスが可能になります。